動化家2
魔力の指輪
動化家に着いた3人は、庭に案内して、リリは魔力の指輪を林檎にあげた。
リリ「本来なら、魔法を使うのは10歳からなんだけど、あなた9歳…。その事については、魔法省に報告したから安心して。私が、あげた、その指輪は魔力の指輪よ。指輪をつけたからって魔力が出る訳じゃないからね。」
林檎「私、がんばる!」
シューケル「私が、魔法を教える!」
リリ「わかったわ。」リリはベンチに座って2人を見守った。シューケル「さぁ、指輪をはめなさい。」林檎は指輪をはめた。すると、林檎の体が青く光った。
林檎「この光は?」
シューケル「魔力が強いと、あのように光り出します!青い光は、水を操る魔力です!」
林檎「水の魔法を使えるって事ですか?」シューケルは頷いた。
シューケル「まずは、基本的な事からです!水を宙に浮かせる事から、始めましょう!私の言う通りにして下さい!」
シューケルは池の水を両手ですくい取った。
シューケル「我の名は、シューケル。我の願い聞きたまえ!水を、宙に浮かべよ!」すると、水が宙に浮いた。
林檎「やってみます!」
林檎が池の前に来た。両手で水をすくい取った。
林檎「我の名は、林檎。我の願い聞きたまえ!水を、宙に浮かべよ!」大量の水が宙に浮いた。シューケルとリリは拍手をした。
シューケル「凄い魔力だ!」
リリ「凄い魔法使いになるわね!」
林檎「ありがとうございます。」
シューケル「水の魔法の基本的な事はこれだけだ!後は、資料室に載ってある本を見て覚えるか、オリジナルの魔法を覚えるか、林檎次第だ!」
林檎「はい!」
シューケル「私は用があるのでこれで失礼!」シューケルは消えていった。
リリ「あなたは、大魔法使いになる素質があるようね。」
林檎「大魔法使い?」
リリ「色んな魔力を持つ、強い魔法使いよ!」
林檎「そんなに凄いんですか?」
リリ「えぇ。ランクがあるの。魔法試験も受けないといけないのよ。大魔法使いになるには、見習い魔法使いからする事ね。ここでは自分のやりたい事や目標を決めてもらって私に報告するのが掟なの!私に教えてね!水の魔法使い林檎ちゃん。」そう言って、リリは林檎に本を渡して、室内に入って行った。林檎は本を開いた。
林檎「見習い魔法使いの本…。覚える魔法は30。魔法試験では、覚えた30の魔法を披露し、合格したら、中堅魔法使いになる。なるほど…。目指しみようかな。」林檎は本を持って資料へ向かった。
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