動化家2
迷いの森
迷いの森についた、リリとミア。迷いの森は真っ暗で灯りがあるのは中心だけ。シューケルが魔法で灯りをつけた。
ミア「ありがとう。」リリ「ミアさんは、どうして当主様になりたいんですか?」ミア「私はある約束を叶えたいからよ…。」リリ「どんな?」ミア「それは、シューケルに聞くといいわ!私は先に行くわ。」ミアは迷いの森に入って行った。リリ「叶えたい事って何?」シューケル「ミア様は、幼い頃に魔力をある人に吸い取られたんです。そして、普通の人間になったミア様は、魔法を使えない子供はうちの子供じゃないと家族に言われ、サリア様のおじい様と暮らす事になり、おじい様は魔法が使えなくていいが、当主様にはお前がなれ、サリアを蹴落とし今の当主を蹴落とし這い上がれと申されたのです。ミア様の叶えたい事は、魔力が戻る事だと思います。」リリ「そっか…。魔力なんて戻ってもいい事ないのに…。」シューケル「リリ様は、当主様で居てください!」シューケルは消えた。
リリ「絶対に当主の座はミア様に渡さない!」リリはそう決意して迷いの森に入った。足元は暗く前も暗く見えない迷いの森は、空に輝く星を灯りにして歩かないといけない。どんどん進むとミアの姿があった。ミア「もう追いついたのかしら?でも前には進ませないわ!」リリ「私は、魔力がある!魔力がないミア様を魔法でどかせる事もできる!」ミア「ゲームしない?私が勝てば、あなたの魔力半分貰う!もし私が負けたら、今回は当主様の座をあなたに譲る。」リリ「分かったわ!」ミア「ルールは簡単。動化家の街でしか使えないこのメダルを探す事。シューケル!」シューケルが来た。ミア「メダルを隠して。」シューケルはメダルを隠した。ミア「無制限で勝負よ!よーい、はじめ!」2人はメダル探しをした。リリは魔法を使おうとした時、シューケルが止めた。シューケル「フェアな勝負にしないと…。」リリ「そうね。」魔法を使うのを止めた。数分後、ミアがメダルを見つけた。ミア「あった!」シューケルは、2人を上空に浮かせた。シューケル「勝者、ミア様!」ミア「さぁ、魔力半分くださいな。」リリ「ダメ!」シューケル「ミア様。リリ様、赤の魔法使いは、魔力を少しでも失うと命の危機に…。」ミア「私は、蹴落としてでも叶えたい事たくさんあるの!あなたは私の夢の代償として動くコマに過ぎないわ!」リリ「お願いです…。当主様の座は渡しますから、魔力だけは…。」リリは土下座をした。
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