動化家2
3人目の当主様
パーティーは盛大に盛り上がっていた。すると、サリア様はマイクを持ってみんなに話をした。サリア様「動化家もマリヌ家もこれから、よろしくお願いします!」すると、上空から黒いヘリコプターが降りてきた。現れたのは、黒いマントを着た3人組と、黒髪が長い女の子が来た。サリア様「あなた達は誰?」ミア「私は、ミア。サリア様のおじい様のいとこです。今日は、サリア様に伝えなければならない事があります!動化家の当主をこの私に任命してくれませんか?」サリア様「当主は決まっています!」ミアは手紙を渡した。ミア「この場で読んで下さい。」サリア様「サリア、今の当主は、私から見たらまだ幼い子供だ。代々、当主様は知識があり頭がよくないといけない。今の当主を切り捨て、いとこのミアを当主様にしなさい。納得がいかないなら、今の当主とミアを対決させなさい。」みんなは騒然とした。
ミア「どうなさいますか?」
サリア様「納得なんか出来る訳ないでしょ!」ミア「そう言うと思いました。今の当主様はどなたですか?」リリは手を挙げた。ミアはリリに近づいた。
ミア「ふーん。あなた、私と迷いの森で勝負しなさい。」リリ「ちょっと待って下さい。当主様は私にもう決まってるんですよ?そうですよね?サリア様?」サリア様を見ると、黒いマントの男性に銃を向けられていた。ミア「殺されたくないなら引き受けなさい。さもなければ引き金を引くわよ!」リリ「わかったよ…。」ミア「シューケル居るんでしょ?」空からショーケルが来た。ショーケル「ミア様…。このような事をしても…。」ミア「黙りなさい!約束は約束だからね?ショーケル。」ショーケル「分かりました。」ショーケルは杖を振り回し、黒い穴が上空に出来た。ミアとリリは飛んで穴に入り消えた。サリア様「リリ!迷いの森は、あなたには無理よ…。」銃を持った男達は消えた。みんなは騒然とした。雫「リリ…。」マリヌ様「皆様、サリア様の演出に拍手を!」みんなは拍手をした。「なんだ演出か!」みんなは笑っていた。マリヌ様はサリア様を庭に呼んだ。マリヌ様「新しい当主様候補なんて聞いてないわよ?」サリア様「ミアは私のいとこなんですが、何度か当主様候補に選ばれたんですが年齢が満たしてないから候補から外れて、今はもう大人になり、私のおじい様がミアをまた候補に選んだんです。戦わなければならない相手です…。」マリヌ様「そうだったの。リリの勝利を念じて待ちましょう。」サリア様は頷いた。
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