幕末ヴァンパイア
亜狩..





「……踏ん切りついたか?亜狩…?」



土方さんが低くよく通った声が部屋に響く




「…はい」



「そうか…なら、いいんだ」





どういうこと…?



なにがよかった?






土方さん…貴方に私の何が分かるんですか?




そう言いたかった…が、ややこしいことは避けたいので言わない

「ありがとうございます……土方さん」


ありがとう、なんて心にも思ってない…けれど一番手っ取り早く会話を終わらせるためだ


「いや……別にいいんだ

亜狩一応考えたんだが…

お前は普通の隊士には勿体ねぇ…




























よってお前を新しく零番隊隊長に任命する」
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