ずっと待ってる

スカイプで通話しての行為だったけど

僕には十分だった

好きな女の子の声

それだけで十分だった


だってそれまでに彼女があまりにかまってくれるから

「好きだよって、たくさん言ってくれたら好きになるよ」

そう言われて

僕はことあるごとに

「好きだよ、愛してるよ」

言い続けていた

自己暗示ではないけど

僕はもう彼女を本当の彼女のように想っていた




まだなんにも始まってないのに･･･






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表紙・目次

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