家族☆ごっこ★
「輝紗貴がそんなに言うなら
印象少しアップさせるわ。」

「よかった~~。なんか…淳くんはここちゃん
お気に入りだから…なんか役に立ったかな。」

「そんなことないよ。
先輩 ほんと女の子一杯いて困らないらしいよ。
それに…女だけじゃなくて……。」

「え?何?」輝紗貴が覗き込んだ。

「いやいや とにかくモテるらしいから。」

「それは昔からそうだったよ。
淳くは モテモテだったから……。」

「そう。モテる人ってやっぱ小さい頃からモテるのね。」

「うん バレンタインデーにチョコと
誕生日にプレゼントとか一杯もらってきて
私にくれたりしたもん。」

「へぇ~~~!!」

「優しいよ淳くん。
いとこじゃなかったら…絶対好きになってる。」

輝紗貴がとっても綺麗に見える。

「いとこでも結婚できるじゃん。」

「でも…やっぱりあんまりよくないでしょ。
それにそんな関係になっちゃったら おじさまや
おばさまを失望させちゃうし…お世話になってるのに…。
何より淳くんが受け入れないから~~。
ありえね~~って~~!!」


輝紗貴はケラケラ笑った。

輝紗貴は先輩のこと…好きなのかな。


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