家族☆ごっこ★
光の指定の時間に肉を焼いた。

「信ちゃん ばぁ~~。」

「キャハハ。」赤ちゃんの声ってほんと
身震いするくらい可愛い。

信之介とも少しづつ 打ち解けられてる気がする。
望んだわけではないけれど 弟だなんて言われて
ここで新しい生活が始まったんだけど・・・・・。


少しづつだけどきょうだいって感じ。

じゃあ 光は?
事実上はきょうだいだけど

私と光はなんのつながりもないし 同居人ってこと。

これが恋人になんかなったら
想像してみたら

頬が熱くなって首をブンブンと振った。


もうすぐ本人のお帰りだから・・・・
おかしな想像はやめておこう。
それにあんなことしちゃってきっと


光 怒ってるだろうな。



なんだかドキドキしてきたよ。


「怒ってるよね。だけど許せなかった。
いいよ私はこう言う人間だし光のまえで
気取ったとこで 一緒にいれば全部みえちゃうもん。」

そう 恋心さえなかったらなんでもなかったんだよ。


どこで間違えちゃったんだろ。
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