【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
『潤・・・これって??』

「全部解決したよ。俺が言った通り犯人は二人だった。
 彩音の家を交代で見張っていたんだよ。

 それに気がつかないで、のこのこ現れたとこをを捕まえたんだ」


『高木先生・・・なんで??』


「なんで?決まってるだろ。俺を振ったからだよ…お前みたいな女に振られたと思うと、プライドが許さないんだよ…」


ちょっと・・・待ってよ。プライドってこんなことすること自体がプライドないんじゃないの・・・


「こいつ頭いってるだろ。俺の女に向かってよくこんな口が叩けんな!!」

潤は私が馬頭されたことで、相当頭に血が上っているらしく・・・


門田さんが、間に入ってくれた・・・


「あのね・・・二人とも悪いことした自覚はあるのかな?
 まず、そこの男!!彩音ちゃんはこいつの女だったのをお前が割り込んだんだろ。それを逆恨みって言うんじゃないの?それに・・・お前医者だろ。

 そんで、そこの女!!お前は論外だろ。こいつの彼女面していたみたいだけど、誰もそんなの信じてなかったよ。
 昔のこいつの遊び方考えりゃわかんだろ。それでもいいからって関係もったんだろ。いまさら、それはないだろ。

 二人とも・・・どちらにしても人生終わりだから・・・
 とりあえず、家族よんだよ。それから警察に行ってもらうから。」


門田さんは年長者ということもあるけど、声を荒げないように、静かに話を進めた。


一時間もしないうちに、二人の家族がきて、私に謝罪をしてくれたけど、どうしてもそんなに簡単には許すことができなかった。

 正直、とっても怖かったから・・・

二人の家族はけじめだと言って、自ら警察を呼んでいた。


そして・・・この一件は終わった・・・


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