【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
「結局さ・・・彩音さんは何も悪いことしてなかったってことっっすよね。
 まあ、潤さんは昔のおいたの付けがあったけど・・・

 まったく、心配しましたよ。彩音さん・・・」


『いろいろとありがとうございました。
 本当にご心配とご迷惑をおかけしてしまって・・・』


私は、みんなに頭を下げた。

本当にここにいる人たちはいい人ばかりだ。


今回のことで、嫌なことはたくさんあったけど、よかったこともあった。



そして、潤は私の実家へと向かった。
もちろん、今回の事を報告するために・・・


母は、潤が解決してくれたことに安心して、結婚が決まっているんだから、
潤と一緒に暮らす方がいいと言ってくれた。

潤と一緒なら安心だからと・・・


きっと、潤はそのつもりで話したんだろう・・・


そして、なんでも早い潤は翌日には引っ越しとなった。
もちろん、知らない男を彩音の部屋には入れたくないとか分かんないことを言い出し、お店を臨時休業にして、従業員に引っ越しの手伝いをさせてしまった。


力仕事が得意な男の人たちはあっという間に荷物を運び出した。

梱包は由香ちゃんや母が手伝いに来てくれたので、早かった・・・
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