【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
結婚式は問題もなく、賑やかな雰囲気の中終わりを告げた…

兄と由香ちゃんは、新婚旅行として北海道に行くことになったらしい。

妊婦なので、飛行機がNG。
寝台特急でゆっくり優雅にとのこと。

結構、お兄ちゃんは心配性みたいで、いちいちうるさいと由香ちゃんがぼやいていた・・・



潤は私の両親に付き合っていることを報告した…


「彩音もいい大人ですから…お互い後悔のないようにお付き合いしてくださいね…」

相変わらずの母と


「そうか…彩音が彼氏を紹介したのが初めてだから、なんだかちょっ恥ずかしいな…まあ…こんな娘ですけど、相手してやってくださいな」

そんな父。


潤もさすがにびっくり顔だった…

「あっあの…おれ、車屋で、スーツきて仕事するような恭哉と違って…
 そんな男との付き合いを認めてくれるんですか?」

潤も、聞きなおしていた・・・


「そうか…気にしていたのか。別にスーツを着ていく仕事が仕事じゃない。
 娘の稼ぎをあてにされては困るが、きちんと働いているじゃないか…
 よっぽど、その辺の男どもより頼りになると思うがな…

 それに、娘が付き合うことを決めたんだ。何も心配はない。
 よろしく頼む…」


父の言葉に潤はうれしそうだった…


私たちはホテルを後にして、潤の家に帰ることにした…
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