【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
お互い仕事があるから、毎日会うことはできないけど…

会えない日には電話やメールをしている。

潤は高校生のガキみたいな付き合い方だと言ってたけど、

嫌じゃないみたいだった…



二ヶ月後…

兄の結婚式前日になった。

もちろん私は兄妹だから出席する…

そして、潤も兄の友人として出席することになっていた…


潤から…

「明日、お前の両親にあいさつだけはしときたい…
 こんな車屋の俺なんかじゃ親父さん怒るだろうけど…
 ちゃんと、俺たちのこと分かってもらって、付き合いたいから。」

と言われた


『ありがとう。でも、多分うちの両親は反対しないと思うよ。
 いつもそうなの。
 自分の人生なんだから、自分で決めなさいって感じで…
 一人暮らしだって反対されなかった。
 自分で責任を持つように言われたけど…』


「なんか分かる気がすんな…今の彩音が出来上がった理由…
 すっげぇー両親から愛されてんだな。」


『よくわかんないけど…ありがとう。
 でも…私が一番愛してんのは潤だけどね。』

「まったく…お前は…  チュッ」


私たちは相変わらずのらぶらぶ状態。

達也と和人にまであきれられている…

ただ、二人は私には言うけど、
潤には言わないの…言ったら後が大変なんだって。

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