ありきたりな"恋"
ドキッ―――
なんだか先生の笑顔を見ると
いつもドキドキする。
この前も。今も。
「どうした?」
「い、いえ大丈夫です。
そういえば評議委員って何するんですか?」
私は咄嗟に話題を変えた。
「特に仕事は無いんだよねー。強いて言うなら
俺のサポート?1人じゃできないやつだからさ。」
「そんなこと言ってたら先生勤まりませんよー?」
「ははっ。ま、よろしく。」
お昼にごめんね
と言って先生は階段を下りて行った。
"俺のサポートかな"
なんだか私だけに頼んだことみたいで
凄く嬉しかった。
その後は先生のことばっかり考えて
1日を過ごし終えた。