ありきたりな"恋"
「じゃあ俺帰るわ。今日メールするから。」
「う、うん。じゃあね!」
「さようなら。」
そう言った先生の言葉が聞こえなかったのか
小谷野くんは素通りし帰ってしまった。
どうしたんだろ。
「今日栗原さんを残しちゃったのはね、手伝ってほしいことがあるんだ。」
「はい!なんですか?」
「この名簿をパソコン室で作って
ほしいんだ。」
「わかりました。」
「じゃあ、パソコン室行こうか。」
先生の後ろをついて行き
パソコン室まで向かった。