ありきたりな"恋"




「じゃあ、靴はきかえて。」


そう言うと先生は私にスリッパを
差し出してくれた。


「ありがとうございます。」




スリッパを出してもらったぐらいなのに
嬉しかった。





――――――
――――
――



カチャカチャとキーボードを打つ音が
パソコン室に鳴り響く。






先生は遠くの場所で何やら仕事をしている。






そんな先生を私はチラチラ見ながら
仕事をしていた。





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