箱庭
裏切り

どうして人は人を
裏切るのだろう

どんなに
あとから
言い訳しても

相手には
伝わらないのに

一度失った
信頼は

なかなか
簡単には
戻らない

それなら
はじめっから
裏切らなければいい

そのつもりが
なくても

裏切って
しまったのなら
その時に
しっかり
話すべきだ

時間が経つほどに
綻びは
大きくなって
もう
後戻り
できなくなってしまう

それなら
あとになって
なにを
話しても
言い訳にしか
聞こえなくなって
しまうのだから

あとになって
しまったのなら
素直に
その
裏切りを
認めてしまう
べきだ

自分で
自分に
嘘をつかないで

どんなに
言い訳しても
起きてしまった
過去は
取り戻せないのだから

自分を守るための
言い訳や
裏切ることや
嘘を付くことは
相手を傷つける
だけでなく
最終的に
自分自身も
傷つける
ことになるのだから

どんなに辛くても
事実を
事実として
受け止めて
偽らずに
話すべきだ

そうでないと
自分も
相手も
傷つけてしまう

それなのに
人は
どうして
それができないのだろう
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