面倒臭がり屋の恋!?(仮)
『あんた、そのままでいいの!?そんなんじゃぁ、ずっっっっと!結婚できないよ!?』
「別にいいよ。結婚なんて。」
『はぁっ!?』
段々と秀美の声が大きくなり、店内に響き渡るようになってくる。
まぁ…このお店には私達以外に客はいないんだけどね。
『自分の子供、欲しくないの!?』
「いや、私には妹がいるから。時期に生まれるから。自分で育てたいとは思ってないから。」
『はぁ…。』
私の考えに、秀美はもう完敗のご様子。
無理して説得なんてしようとするからだよ。
私には妹がいて、妹はもう身ごもっていて、来週ごろにはもう出産予定。
私は別に自分の子供なんてどうでもいいし。
でも可愛いとも思う。
だから、妹の赤ちゃんで十分。
まぁ…自分で言って何だけど、私は欲浅き女なんだよ。