面倒臭がり屋の恋!?(仮)
「分かってるって――」
『そうさ。茉子の気持ちは十分分かってるから。付き合おう。』
はい…?
失礼だけど、コイツ馬鹿かと思った。
だって、私の気持ちが分かったって…それで、何で付き合おうとかになるわけ?
「…あの、意味が分からないんですけど。」
『は?』
は?じゃないよ。
こっちが、は?なんですけど。
ゴリラの間抜け面は、正直言って気持ち悪い。
「私は、小島さんとは付き合いません。」
『っ…何で、今日の午前中、君は俺にコーヒーを淹れてくれたじゃないか!』
……は?
一日中働かせて疲れ切った脳で、今日の午前の自分の行動を思い起こす。
…そういえば。
私、小島さんにコーヒー入れたわ。
でもあれは…――