俺様アイドルの甘いキス
「あっ…青葉くん…!?」
温かい大きな手で私の腕を強く収め、グングン早歩きで進む。
「……………………………………」
シーンとした廊下の中、女子も男子も唖然と私たちを見つめる。
「……あの青葉くんがあんな態度とるなんて…」
青葉くんの…せっかくのイメージが!!
ヒヤヒヤしながら私は青葉くんについて行く。
しかし、そんな沈黙がすぐに途切れた。
「ねー!!!超かっこよくない!?なにあのギャップ!!!!」
………………………ぅえ!!!!?
きゃあきゃあとさっきより女子達が騒ぎ出す。
「やば……/////ブラック青葉くんとか反則なんですけど…!益々ファンになっちゃった!!」
「あの子うらやましー!青葉くんに強引に連れて行かれるなんてー!!!」
あれ…………………?