大嫌いになりたかった



「ちょっ…宮田くん!?」


わたしは腕を引っ張られて
後ろから抱きしめられた




「だから無理して笑うなって

俺の前じゃあ強がんなよ」



「………そんなの…ムリだょ」



だって…


強がってないと



涙が溢れそうだから……



< 50 / 120 >

この作品をシェア

pagetop