100%のキセキ





涙が出た。


理由なんてない、ただ悲しかったの。


「ごめん、瑠衣。からかいすぎた」


違う、違うよ。


修太郎くんのせいじゃないんだよ。


「……帰ろうか」


私は首を縦に振った。


修太郎くんに手を引かれ、駅まで歩く。


修太郎くん、ごめん。


今の私は弱いです。


絶対とか、100%とか嫌いなのに、今だけはその言葉を必要とした私がいました。





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