F組探究部




すると真砂は布団を頭まで被りぽつぽつと喋りだした。




真「兄貴は俺をずっと守ってくれるって昔約束したんだ。親が離婚した時もっ…」

「「…………」」

真「だけど兄貴に頼りっぱなしも嫌だったからっ強くなりたくてっ…、」

「「真砂……」」

真「俺、昔は泣き虫で泣いてばかりで…だけど男はそう簡単に泣いちゃダメだっていつも言われて。でも……俺あんな事言っちゃった…」

優「大丈夫だ真砂っ気にすんなっ!!!」




杉崎の布団に潜り込んでいた優木がまた折原を伝い真砂の布団に飛び込んだ。
布団で完全ガードしている真砂に無理やり布団を剥がし真砂に抱きつく。




優「お兄ちゃんはすっごく嬉しいぞっ!!!」
真「あははっやめてください優木先輩w」
鈴「俺も嬉しいぞ弟よっ!!!」
森「森谷お兄さんも嬉しいっ!!!」
風「仕方がねぇ俺もっ」
和「も〜風吹までww」




次々に真砂に抱きつく"お兄ちゃん"達。
こうしていると本当の兄弟みたいだ。
真砂はたくさんの"お兄ちゃん"に囲まれながら眠ったらしい。
なぜ判るかというと…、まぁそれはまた後で。



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