F組探究部



控えめに扉を叩くと中から「おう、入れ」と声が聞こえ中に入る。
中に入ると校長が大量の書類を書いていた。その中で浅井をイスに座らせる。


「校長先生それで私に用事は?」
「おう、何か生徒からこんなの来てな。」
「はい?」


書類の山から一枚の紙を取り出し浅井に渡した。


「迷子犬探しています?」
「そう、この学園の生徒らしいし探究部として探してやれ。」
「(やれって…)校長命令ですね…、」
「さすが浅井だ。浅井呼んでよかったぁ。」
「ハハッ…(私が断れないと知ってるくせしてっ)」


前に浅井は友達の泉やハルに重度のお人好しの称号を貰ってしまったのだった。
しかも本人が自覚無しというものだったから大変な思いがしばしば。今は少しずつ改善してきたのか?未だわからないが。




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