負けないで
放課後になった。
あたしは靴も履く暇もなく先輩に呼び出されてしまった。
校舎の外から出た。
学校の裏にマンションがあるんだけど、マンションのそばに角があってそこで怒られてた。
あまり人通りがないところ。
午後6時近くて、うす暗くて怖い。
6人(中23人、中33人)の先輩に怒られるという状況も初めてだった。
余計に怖い。
そして人通りがないのはもっと怖くなる。
「鞘師さんってやる気ないの?」とA先輩(中3)
「あります。」とあたし。
「じゃあ、なんで言ったこと直さないの?」とB先輩(中3)
直したくても直せないんです。
不器用だから。
でもそんなこと言葉に出せず、無言でいる。
あたしは靴も履く暇もなく先輩に呼び出されてしまった。
校舎の外から出た。
学校の裏にマンションがあるんだけど、マンションのそばに角があってそこで怒られてた。
あまり人通りがないところ。
午後6時近くて、うす暗くて怖い。
6人(中23人、中33人)の先輩に怒られるという状況も初めてだった。
余計に怖い。
そして人通りがないのはもっと怖くなる。
「鞘師さんってやる気ないの?」とA先輩(中3)
「あります。」とあたし。
「じゃあ、なんで言ったこと直さないの?」とB先輩(中3)
直したくても直せないんです。
不器用だから。
でもそんなこと言葉に出せず、無言でいる。