トライアングル×3―秘密の三角関係―


そして同じ日の放課後


俺はこれから仕事があって、マネージャーの迎えをこっそり待っていた。
そして電話が鳴る。


『ハルカ?遅れて悪いわね。またいい仕事がきて…』
「あぁ?!んだよ、それ。勝手に仕事受けんなよ!」
『とにかくもうすぐつくからくれぐれも気をつけてよね』
「とりあえず早く迎えにこいよ」


ピッ。


ちっ…



ジャリ…

「!!!??」


砂の踏みつける音が乾いた風に響いて、俺は焦って振り向いた。


そこにはあの三浦サンがいた。


「あ、れ…?」


三浦サンは動揺しているみたいだ。

それは俺も同じだった。


「あ…人違いでした…」


彼女はそう言って走り去ろうとした。

俺は気がつけば腕をつかみ、柵へと押しやっていた。




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