素直じゃないあたしを温めて

……は良いだろ?


「あ、もしさっきのキスの話、信じられないなら川西に直接聞いてみるか?ちょっと可哀想だけど、その方がた……」


「良い、聞かなくていい。……信じてるから」



もう決めたから。

信じるって。



「そうか……良く出来ましたっ」


そう言ってあたしの頭をガシガシと撫でた。



「ガキみたいな扱いしないでっ!」


「まだ高3だろ~?ガキガキっ!」



……っ。

なんか、結構傷付いたんだけど、今のセリフ。

ちょっとでも柳瀬に近付きたかったのに。



「嘘だって、そんな顔すんなよ~っ!」


「だってっ……!」


「じゃあ、体の方はオトナなのかなぁ~?」


「ばっばかぁ!変態!!」
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