幼なじみじゃイヤなんだ。 Before
「はは、まさか……」


「その、『まさか』なんじゃねぇの?」


「……」


「だろ?」


「いやいや、桜だよ?」


「そうだよ」


「かれこれオムツの時からの付き合いだ」


「そうだな」


「それが今になって、好きって…」


「そんなこともあるだろ?」


「だって!あいつ、すごい食い意地はってるぞ!」


「ははは…酷い言われようだな」


「休みの日、1日中“食べると寝る”を繰り返してる」


「その割には伸びないし、太らないな」


「それに、寝癖いっぱいつけたまま、外出ても平気な女だ…」


「ははは…そんな感じだな」


「そんな、桜を『好き』?」


「だと思うけど?」


「…マジかよ……」


「マジだろ?」


「桜の事、女だとか思ったことなかった」


「そっか」


「…まぁ、男とも思ってねぇけど…」


「そうだろうな…」


「…うん」






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