期間限定の婚約者
『侑、会いたい』
『なんで返事をくれないの?』
『まさかあんな小娘に夢中なんてあり得ないわよね?』
『侑、はやく返事を。会いたいの』
『瑠衣のどこがいいのよ!!』
お義母さんの一方的なライン攻撃に、私はスマホから目をそらす。
ピコン、と音が鳴る。
たぶん、お義母さんからの返事がきたのだろう。
新垣さんが、スマホの画面を己のほうにむけると「ん、これでいいだろ」とスマホをベッドサイドに戻した。
「瑠衣、ベッドに戻れよ」
新垣さんが私の腕をつかみ、ぐいっと引っ張ってきた。
「お義母さんが許可を出すとは……」
正直、思えない、と心の中で呟いてみる。
「許可を得るためにラインしたわけじゃない。俺の一存で、瑠衣を泊めるという事実を送ったまで。貴恵さんの意見なんて求めてない」
フンっと新垣さんが笑う。
強気な発言に、意志の強い瞳。そうか。だから私は新垣さんに惹かれたんだ。
己の意見をまっすぐに言えるから。私は惚れたんだ。
「ん? 瑠衣、ネイルしたの?」
腕を引っ張っていた新垣さんが、私の爪を見た。
あ。と心の中で叫ぶと、罪悪感が顔を出した。
新垣さんの想い人を一目見たくて、ネイルをしてもらいに冬馬さんに爪を綺麗にしてもらった、なんて言えない。
『なんで返事をくれないの?』
『まさかあんな小娘に夢中なんてあり得ないわよね?』
『侑、はやく返事を。会いたいの』
『瑠衣のどこがいいのよ!!』
お義母さんの一方的なライン攻撃に、私はスマホから目をそらす。
ピコン、と音が鳴る。
たぶん、お義母さんからの返事がきたのだろう。
新垣さんが、スマホの画面を己のほうにむけると「ん、これでいいだろ」とスマホをベッドサイドに戻した。
「瑠衣、ベッドに戻れよ」
新垣さんが私の腕をつかみ、ぐいっと引っ張ってきた。
「お義母さんが許可を出すとは……」
正直、思えない、と心の中で呟いてみる。
「許可を得るためにラインしたわけじゃない。俺の一存で、瑠衣を泊めるという事実を送ったまで。貴恵さんの意見なんて求めてない」
フンっと新垣さんが笑う。
強気な発言に、意志の強い瞳。そうか。だから私は新垣さんに惹かれたんだ。
己の意見をまっすぐに言えるから。私は惚れたんだ。
「ん? 瑠衣、ネイルしたの?」
腕を引っ張っていた新垣さんが、私の爪を見た。
あ。と心の中で叫ぶと、罪悪感が顔を出した。
新垣さんの想い人を一目見たくて、ネイルをしてもらいに冬馬さんに爪を綺麗にしてもらった、なんて言えない。