春夏秋冬
第一章~始まり~

女子高生

桜が咲く四月、私は高校生になった。


始業式の朝、私は寝坊した。


「ヤバい!遅刻するぅ~!!」


パンを銜えてボサボサの頭で家をでた。

猛ダッシュで走る坂。
中学の時に陸上部だったので急な坂道でも全然平気だった。


校門をくぐりクラス表をみて下駄箱に向かった。

1-6

自分のクラスに入ると同時にチャイムが鳴った。

セーフ!!


自分の席に着き、前の子の肩をたたく。


「おはよ、お寝坊優菜ちゃん」


前の席の子は中学からの親友、加藤玲(カトウ レイ)だ。
身長は私と同じ158センチ。体型は私よりも一回りほどデカイ。しかし美人な顔立ち。

性格はイヤミったらしい感じ。一言余計なことを言うことも多々ある。


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