プレイボール～始まりの合図～

「マコト、お～い！何見てるんだよ！」

ヒロシは僕の顔を覗き込みながら言う


「な、なんでもないよ！」


僕は少し照れながらごまかした。


しかし、一体あの子は何だろう・・・


後ろで縛ってる黒い髪、前髪はピンで留めて、少し日焼けした肌、僕より少し高い身長、

ヤバい、さっきの子が頭から離れない！

野球に集中しないと・・・