不思議な道具
不思議な犬



「おばあちゃん…。」


葬儀の最中



お婆ちゃん子の女の子、奏は眠ったままのお婆ちゃんに近づき
今にも消えてしまいそうな声でつぶやいた。


「おばぁちゃん…

奏まだ、おばぁちゃんと

いっぱい話したかったんだよ…



なんで遠くに行っちゃうの。」



そんな姿の奏を見て周りはまた涙を流した。
< 1 / 102 >

この作品をシェア

pagetop