不思議な道具


「かなで……。」



「ィャだ!」



「奏ちゃん。おばあちゃんから少し離れてお外行こうか?」



親戚の方に連れられて気分を落ち着かせる為に外に行くことになった。



「叔母ちゃん…おばあちゃん居なくなっちゃうんだよね?」

「奏ちゃん。おばあちゃんは、いつも奏ちゃんの近くにいるから。」

「いつも?!」

「そうよ。」




30分近く話していると
奏は背伸びをして、空を見上げた。

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