男恐怖症克服ドキドキ大作戦!?
と笑顔を向け、グランドへ向かおうとしたとき、
知穂の足が止まった。
「どうした?」
「あのさ、頭痛いってことはさ、桜崎君のうつったんじゃないかなって。
ほら、キスされたのって、桜崎君が風邪ひいてた時だよね?!」
「あ~・・そうだね・・。それかな・・・。まあ、いいよ!平気平気。
キスのことは忘れようと思ってるし。」
「そっか・・・。無理は禁物だよ。さっ!行こっか。」
そして、グランドへ走っていった。

「準備体操始め!!」
「「はい!」」

「「1,2,3,4」」
あ~・・ヤバイかも。立ちくらみや、めまいがしている。
「「集団走始め!」」
とその時、あたしは限界だった・・・・。
やばい・・意識が・・。
バタっ!
それからのことは覚えていない。


目を開けると、お昼の時間・・・あれ?ここって、保健室。
「起きたか!?」
「えっ!」
起き上がると、そこにいたのは桜崎君だった。
「えっ!どういうこと!?」
「何、そんなびっくりしてんだよ」
「そりゃあ、するよ。ていうか、なんであたしここ・・・
なんで、桜崎君がいるの!?」

「説明すると、お前は体育の時間に倒れた。
で、俺がここまで連れてきてやった。さっきまでは、知穂だっけ?
お前のダチが見てたんだけどよ、知穂ってやつ、先生に呼ばれてどっかいった。
んで、俺が呼ばれて、ここに来た!以上!」
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