永遠の愛

嫌って思う程、時間はあっと言う間に過ぎ去って気づけば学校までの距離を歩いてた。

やる気のない自分。


学生じゃないんだからって正直思う。

授業だってちゃんと教えてたのかも分かんないし、はっきし言って嫌な教師に違いない。


ほんと、この仕事むいてない。


…辞めたい。


いつも通り授業が終わった昼休み。

教科書と出席簿を抱えて自動販売機へと向かう。


そしていつもの珈琲をガタンと落とした時、


「おはよ、美咲ちゃん…」


不意に聞こえた声に視線を送ると、いつもの場所の喫煙所に一条くんが居た。


「あ…おはよ」


そう言ってすぐあたしはスッと顔を顰めた。


「何?怒ってる?」

「怒ってない。ありがとう…なんだけど授業…」

「あー…英語?」

「そう」

「今、来たから」

「遅いよ。もう単位ないよ?」

「え?マジで?」

「マジで。だから、…はい」


教科書に挟んでいた予習のプリント2枚を一条くんに差し出す。


「何?またプリント?」


顔を顰めた一条くんはスッとあたしの手からプリントを取る。


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