永遠の愛
寝た拍子に鞄を枕にしていた私は、その鞄をグッと引っ張る。
その拍子にコロンと何かが床に落ち、私は腕だけを伸ばして落ちた物を探す。
そしてふと触れた物を掴んで持ちあげると、スマホが目に入る。
その何気に操作した画面に現われた名前に酔いがぶっ飛びそうになった。
「…諒…ちゃん?」
…なんで?
嫌な予感とともにLINEを確認する。
“お前、何処にいんの?”
そう入ってたのは、0時を過ぎた頃。
今から3時間前。
って、事はこの家に来たって事になる。
昨日、葵に会ったばかりなのに、なんで?
…あぁ、そっか。
諒ちゃんとムシャクシャしてるって、葵が言ってたっけ?
しかも、私の所為で。
フー…と思わず息を吐き捨ててしまった。
“お前、何処にいんの?”…だから、どうしろって?
暫くスマホの画面を見て躊躇った。
返事するのか、このまま無視しようか…と。
だけど。
「センセー、上がりました」
その声で、ハッとした私はスマホをテーブルに置いて身体を起した。