永遠の愛

「んじゃあ今度、昼間にしような。だったら景色撮れんじゃん」

「え?ココ昼もやってんの?」

「やってる。だって飲食だろ」

「そうだけど夜だけかと思ったから」

「まぁ、夜の方が綺麗だけどな」

「でしょ?」

「あぁ」


暫く経って目の前に置かれたカルボラーナのパスタ。

食べながら他愛ない会話をし、その時間だけが刻々と過ぎて行く。


こんな、たかが普通の事なのに嬉しさを感じる。


食べ終わった後、駐車場まで来ると翔はポケットから取り出したタバコを咥えて火を点ける。

私は木で出来た柵の手すりに両腕を置き、ここから見える一面の夜景を目に焼き付けてた。

丘の上からじゃ街全体が見渡せて、キラキラ輝く街の光が途轍もなく綺麗で心を癒してくれる。


その輝きから真上に視線を向け、私は空を仰いだ。


別の輝きで覆われる空の輝き。

数々の星達がなんだか踊っているようにも見えた。
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