ひまわり

キーンコーンカーンコーン〜〜♪

「あっ!!鐘なっちゃった!
じゃあ席戻るねー」

花里奈が慌てて席につく。

チャイムとともに
先生が教室へ入ってきて
教壇の前で話し始めた。
「泉ー今日から新学期だぞ!!
あんま休みの気分じゃ
だめだからな!!」

えっ!?あたし??

「だって寝坊したんだもん。
しょうがなくない??」
「まぁ、明日からしっかりな!!」
「はあーい。先生もしっかりね。」
教室全体に笑いがおきた。

「じゃあ本題に入るなー。」
先生のつまらない
話しが始まった。
「今日から3年生だ。このクラスには
進学したい奴らが集まっている。
この理系クラスは学年で選抜した―」


先生の話を聞かず私は

「3年生なんだ!大きくなったなー」
なんて思いながら
窓側の席の私は
外になる大きな桜の木
を見ていた。
「おーい!陽菜?」
「っわ!!なに?」
急に花里奈に
話しかけられた
「何じゃないよ〜先生の話、
もうとっくに終わったよー」
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