【続】紅一点!?~元男子校のお姫様~
『必ず乃愛を僕の物にして
みせるから』
そう言うと、
あたしの右手の甲に軽く触れる程度のキスをして
カノンはあたしの部屋から
出ていった
カノンが出ていった後も、
カノンがキスをした手の甲が
熱かった
カノンが政略結婚の為に
あたしに会いに来たなら
嫌いになれるのに、
「……ずるいよ、カノン」
友達を、カノンを、
「嫌いになれるわけないよ……」
あたしはしばらく右手の薬指を見つめていた