雨上がり
その話の後も色々話した

あの先生の髪型は、ベートーベンにそっくりだとか、

実は、あの先生と、あの先生は、付き合っているとか…

友だちとしゃべる時間は、あっという間で…

すぐにチャイムが鳴ってしまった


「あ~あ、もっとしゃべりたかったなぁ…」


いつの間にかポロッとでた本音


「わたくしも…」


そんなことを考えているのは、私だけだと思っていたのに、麗奈ちゃんも同じこと考えてくれてたみたいで嬉しかった


「それじゃあ、3人でファミレスにでも行こっか」

「うん!」


でも…

「あれっ?瑠羽部活は?」


瑠羽は、テニス部

もうすぐ夏で、太陽の光が強いこの時期なのに、外にいるとは思えないほど肌が白い瑠羽


だから、よく、瑠羽の入っている部活を知った人は、″なんで、そんなに焼けないの?″って言われているのを聞いたことがある


「えっ!?瑠羽ちゃん部活してるの?何部?」

「テニス部だよ~」

「テニス部!?よく焼けないね」


ほら、また言われてる








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