天神学園高等部の奇怪な面々22
朝から食の進む健啖家な生徒達を横目に見ながら。

「……」

スゥッと。

新緑の香りを吸い込むように、八重は深呼吸する。

どうやら生徒達も、自然の中での生活を満喫できたようだ。

危険な目に遭って怪我をする事もなく、全員楽しんで林間学校で思い出を作る事ができる。

それもこれも、この山々の自然が、木々が、天神学園の生徒達をあたたかく迎え入れてくれたお陰…。

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