政略結婚 ~全ては彼の策略~
優香は自分から始めたはずのキスがねっとりとしたものに変わり息が荒くなっていく。
無防備な体を悟の指が撫でるよう這う事で、優香の体温はどんどん熱くなっていった。
悟もお湯に浸かっているからか珍しく息が上がっているようだ。
しばらくの間夢中になっていると、不意に悟が優香から離れる。
「……はぁ、…はぁ…優香、もう上がろう、逆上せる。」
「…はぁ、………はい。」
引っ張られるようにして露天風呂から上がると軽く立ちくらみがしたため、本当に自分が逆上せる手前だったのだと気付く。
悟に支えられながら優香が体を拭き終わると、悟自身もサッと体を拭き優香を抱きかかえてベッドまで直行した。
ベッドへゆっくりと降ろされると、悟は一旦離れて冷蔵庫からペットボトルの水を出して飲みながら戻ってくる。
それをぼんやり見つめていると、優香を抱き起こして水を飲ませてくれた。
「…まだ飲むか?」
「……ううん、大丈夫……です。」
悟は返事を聞きながら、まとめていた優香の髪を解くと、再びキスが始まった。
水を飲んだ後の冷たい悟の唇が気持ちいい。
悟の唇が下へ下へと降りていくが、優香はもう抵抗しない程気にならなくなっていた。