あたし様の恋事情【完】
「ホントに…??」



消え入りそうな声で言った。



俺はもう一度強く抱きしめ、



「ホントだよ。あの時…柚葉に手紙を渡せて…良かった」



「あの時は…好きじゃなかったのに??」



確かにあの時は好きじゃなかった。



けど…



「だんだん、柚葉の性格とか色んな事を知って…好きになった」



これ、ホントだから。



「あたしも大好きぃ」



柚葉は涙声になっている。



ホントに可愛いんだから。



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