最後の恋…。〜愛するあなたへ〜

バトル…そして嫉妬!?




 最初はボーリングだった。


「…あんた、なかなかやるわね…!」

「お前もな…。なんかやってたろ?」

「なんもやってませぇ〜ん♪」

「うわ、うざっ…」

「うるさいわね!!…次よ、次!!」


 ボーリングは引き分けだった。


 次はテニスだった。


「…あんた、弱すぎよ…。テニス苦手でしょ?」

「うるせぇんだよっ!!次勝てばいいんだろ?」

「勝てるかしら?」

「余裕がまたしてもうざい…」


 テニスは私の勝利だった!!


 続いてバスケ。


「お前、弱すぎ〜。ダサいなぁ〜♪」

「うるさいわねぇ〜」


 これは負けてしまった…。


 次は卓球、サッカー、バッティングなどしても決着はつかなかった。


「なかなかやるわね…」

「あんたもな…」


 もう日が暮れていた。


「…ねぇ、もういいんじゃない?」


 ずっと黙ってた陽菜が口を開いた。


「なにを言ってるの?勝負はこれからだよ!?」

「そうだよ、陽菜邪魔すんな…」


 ブチッ

 なにかが切れる音がした…。



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