最後の恋…。〜愛するあなたへ〜



 恐る恐る陽菜を見ると鬼の顔をして笑っていた。


 ヒィィイイ!!

 怖い、怖すぎるっ!!

 可愛い顔が台無しだよぉ〜??


 隣をみると湊汰くんも青ざめていた。


 カッコイイ顔が台無しですよぉ〜!!


 それが分からないくらい本当に怖い…。


「…いい加減にしなさいよ!!黙ってやらせてたらこんなに永遠と試合みさされて、暇だったらありゃしないわ!!しかもデートだったのに楽しくないし!!もう嫌よ」

「…あぅ〜。ごめんなさい。ワザとじゃないの…」

「ごめんな…。確かに楽しくないよな…」

「分かったならいいわ。これからはちゃんと2人とも仲良くして、私たちをほったらかしにしないでよね?」

「…はい…」


 そういえば私もデート中だったんだ…。

 私ってさいてー。


「あ、陽菜。彼氏いるならいるっていってよぉ。ビックリしたじゃない!」

「ごめんね。なかなか言うタイミングが分かんなくて…」

「そっか…。なら仕方がないよね」

「…じゃあね。仕切り直して、デートしてくるわね!またダブルデートしたいわね!」


 これってダブルデートだったのかなぁ?

 まぁ、いいや…。



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