岬くんの所有物








「えっと、お名前は・・」

「天道岬だけど」


ニヤっとした笑い方、背筋がゾクっとした



「あん時は、どーも。」



黒い笑い方をする岬くん。






あん時って・・
あ、水ぶっかけた時?
天道岬ってあの子か~
え?!まじ?!


「本物ですか?」

「何お前。本物だけど、」

「この子、面白いな~、ねー岬のじゃないなら、俺に頂戴よ~」

「まだダメ。これからよろしく」





クスっと笑う。
天使と悪魔の混ざったような顔で














< 8 / 34 >

この作品をシェア

pagetop