束縛、それが僕の愛情表現
「うぅっ・・うぅ」

泣きながら顔を背ける晴菜。

無理やり鏡の方へ向かせる。

「ねぇほら。これも、これも、これも・・・ぜーんぶ『晴菜は俺のモノ』って言う印だからね?」

キスマークなんかじゃ足りない。

確かに晴菜の首筋には無数のキスマークがある。

だけど、そのキスマークだけじゃ

晴菜は俺のモノっていう実感がしない。

顔、腕、お腹、足。

カラダ全てに俺のモノって証拠が欲しい。

晴菜が好きだから
晴菜を愛してるから。

だから他の男に取られないように、
俺のモノっていうシルシを付けないとね?

「あれ、ここのキスマーク取れてる・・・」

俺は晴菜の首筋に人差し指を滑らせた。

この前付けたばっかりなのに。

少し弱かったかな?


俺は晴菜の首筋に顔を埋めて、唇を這わせた。

「・・・っぁ」

「出来た・・・」
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