社長と秘密の生活


すると、耳元で―――――。


「これから、修矢が経営してるレストランに行くから、気合入れて超ラブラブモードでね?」

「………はい」


急に耳元で声のトーンが下がった。

…………緊張が走る。


「俺のことは“カズ”って呼んで?それから、“はい”じゃなくて“うん”でね?」


和成さんの目を見ると真剣な眼差し。

ますます緊張して来た。


「……うん」

「今よりもっとベタベタするから、覚悟してね?」

「……うん」


私は“うん”と返事をするだけでいっぱいいっぱいだよ!!

う゛ぅぅ~~~~、緊張~~!!


ただのデートじゃなくて、

修矢さんに私と和成さんの関係を見せつけないと!!


ガンバレ……私!!


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