社長と秘密の生活


修矢さんの経営しているレストランでランチをすることに。


エキゾチックな雰囲気のお店。

私が外観に見惚れていると…


「ここは2年前にオープンした店で、前に要と来たことがある」

「そうなんですかぁ」

「俺の情報じゃ、昼は結構店にいるらしいから…運が良ければ会えるはず」

「………」


私の腰に手を回し、耳元で優しく話す和成さん。

要には及ばないけど、少し掠れた感じの声が色っぽい。


「いるいないに関わらず、ラブラブモード全開で頼むな?」

「はい!!」

「それと、店の店員も修矢の手下だと思って気を抜くな?」

「……はい」


これから入る店のスタッフ全員が敵!?

奮起した心が折れそうになる。


けれど……


「ヨシ、行くぞ!?」


和成さんは私の腰を強めに抱き寄せ…

甘いオーラ全開でエスコートし始めた。


< 252 / 557 >

この作品をシェア

pagetop