黒の女


「今まで何やってたんだ?」


「いやぁ、いつまでもお前に付きまとうだけじゃ腕上がんねぇからよ。
今の俺の実力を知ろうと思って…」


「お前まさか…」


私がそう言うと壮真は慌てて首を横に振った


「いやいや、ちゃんとお前に言われたことは守ってるって!
『意味のない喧嘩はしない』だろ?」


「あぁ」


良かった、分かってるならいいんだ



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