18のシンママ
第五話
次の日、私はいつも通りに過ごした。
誠に悟られないように、注意を払った。
子供はすぐに分かる。
余計な心配はかけたくないのだ…

ピンポーン

チャイムが鳴って、誠が玄関の方へと走って行った。

「あ、お兄ちゃんだ!!」

『お兄ちゃん?…あ、隆』

誠がお兄ちゃんと言うから誰かと思えば、私の弟の隆じゃないか。
くそぅ、変わらないイケメンだよ…。

「よぉ!!姉さん…」

『よぉ!!じゃないよ(笑)
で?今日は、どうしたの?』

「とりあえず上がらせろよ!!」

隆は苦笑しながら私に言った。
相変わらずだな、隆は…
私は、しみじみそう思いながら隆を家へ上げた。
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