18のシンママ
『珍しいね、静も来るなんて…』

「いや、まだ来るなんて一言も言ってないから」

隆はズビシッと私の頭にチョップした。
地味に痛いな、本当。

「たかしおにいちゃん!!」

「よぉ、誠!!元気にしてたかー?」

誠を抱っこしながらにこにこと微笑んでいる、おじさん(笑)
あんな無愛想な奴だったのに私より先に結婚かよ、人生甘くない。(違うと思う)
甥っ子にはかなり甘いからなこいつ…
私は、ため息を付きながら誠と隆のやり取りを見ていた。

これの幸せが長く続くようにと願って。
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